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SOCIETY
見えない糸でつながっているのに、
ほどけることも、結ばれることも、うまくできないときがある。
社会の中で、関係の中で、
“わたし”がどこにいるのか、わからなくなる。
でも、場がひらけば、
本当に大切な声が、そこに現れる。
その瞬間に、
希望はたしかに、息をしている。
わたしがSociety、 社会という領域に向き合うようになったのは、 組織の中で、たくさんの“不自由”を体験してきたからです。
服装はこうあるべき。
提案しても聞き入れられない。
新しいことをやろうとすると、「今は時期じゃない」と言われる。
当時はよくわからなくて、上司に対していやな気持ちを抱いたことさえありました。
その後、プロセスワークを学んで、 関係や集団の中に流れる力学や“場”の深みに触れることができました。
そして、あの息苦しさは、“関係性”だけじゃなく、
そこに仕組まれた“構造”から来ていたのだと知りました。
この構造は、組織の中だけでなく、 わたしたちの社会にも、深く根づいています。
でも、組織や社会というシステム全体に関わろうとしたとき、 どこか、うまく“はまらない”感覚がありました。
何が足りないんだろう?
何があると、組織という構造全体に寄り添いやすくなるんだろう?
何度も立ち止まりながら、それでも探究を続ける中で
System Awarenessは、静かにかたちになっていきました。
対立の奥にある声が浮かび上がるとき、
沈黙のなかに誰かの想いが現れるとき、
関係の場が、たしかに“ひらいていく。

この関係のあいだから、
希望はいつも、ひらかれていく。
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