System Awareness
静かな気づきが
からだの奥に そっと芽吹く
ふとした言葉に 揺れるまなざし
わたしと あなたのあいだに
気配が 動き出す
場がふくらみ
語られなかった声が 浮かびあがるとき
集団の奥にある 構造のリズムが 響いてくる
わたしたちは
この“いのちのシステム”に
気づきながら ともに立っている
System Awareness は、もともと「Society=個人と社会の関係性の場」に向き合う中で生まれました。
プロセスワークの視点を応用しながら、個人と人間関係、そして集団の構造に働きかける方法を模索する中で、
“場”全体を扱うための世界観と枠組みが、少しずつかたちになっていきました。
その後、「Soil=身体と大地のリズム」と出会ったことで、
この探究は、より根源的な“いのちの循環”とつながりはじめます。
中空構造という日本的感性を、世界の文化や知恵と呼応させながら、System Awareness の土台が、また一歩、深まっていきました。
そして今、「Cosmos=科学や技術を含んだ宇宙的視野」との出会いが、
この世界観に、新たな地平をひらきつつあります。
自然・社会・宇宙にまたがる探究が、今も静かに進化を続けています。
System Awarenessとは
System Awareness は、
「わたし」と「世界」のあいだに立ち現れる、
意識の複数の位相を同時に扱うアプローチです。
プロセスワークの大きな特性のひとつは、
個人・関係性・世界という意識の階層がフラクタル構造をもつことです。
System Awarenessでは、そこに「空間」というフレームを加えることで、以下のような複数のリアリティを同時に扱える世界観がかたちになりました。
-
現実(合意された現実:Consensus Reality)
-
多様なリアリティ(Divese Reality)
-
本質的な気づきの次元(シードリアリティ: Seed Reality)
-
そして中空と源泉(Emptiness & Source)
これらが「同じ時・同じ空間」に重なりあう構造として示されることで、
多層の現実とアウェアネスの次元をつなぐ全体的な理解が可能になっていきます。
このサイトで紹介している他の5つの領域――
-
からだと環境が共鳴する実感(Soil)
-
関係性や構造のダイナミズム(Society)
-
宇宙的なまなざしがひらく問い(Cosmos)
-
いのちの創造性を開く入り口(Art)
-
身体の知恵を聴く(Body)
もまた、同時に存在する意識の層として重なっています。
だからこそ、
「現実を生きる自分」と「多様な他者」、
「個の一体性」と「世界の全体性」
という一見矛盾するような感覚のあいだに立ち、いのちの全体システムにふれる探究が可能になるのです。
System Awareness の全体像は、
体験や体感によって深まる部分がとても大きいため、ここでは世界観のごく基本的な概要にとどめています。
もう少し詳しく知りたい方は、
をご覧ください。
この図はSystem Awararenessの世界観を示しています。


_edited.png)